今年は熊被害が度々ニュースで取り上げられています。熊は冬眠する前、体力を蓄えるために食べ物を求めて、人家付近に出現することがあるようです。そこで、リサコでは全国の熊の被害状況を可視化してみました。
東北地方から北陸地方にかけて熊被害が多く報告されている。
下の熊被害マップを見てみると、東北地方から北陸地方にかけて熊被害が報告されています。特に秋田県や岩手県で多くの被害が報告されています。この熊被害マップは、地図に被害件数のデータを重ね合わせて作成しています。
被害を防ぐためには熊の出没状況を把握することが重要
被害の数は、実際の被害のごく一部かもしれません。また実際に被害が起こっていなくても、熊の目撃情報なども多いはずです。そこで、やはりまずは熊の出没状況を把握する必要があると考えられます。現在、熊の出没状況の把握は自治体に寄せられる目撃情報が主なもののようです。しかし、このことは住民が常に危険にさらされているということに他なりません。
AI技術を活用して熊の出没状況を可視化
熊の出没状況をモニタリングするために、AI技術の活用が有効です。熊を自動認識する熊検知AIを山林に設置します。その情報を自動収集してマップ化(可視化)することで、最近、街のどこで熊が出没したか? 把握することが可能になります。まずは、熊の出没状況をしっかりと可視化し把握することが、熊被害を事前に防ぐための方策と考えられます。
以上、今回は最近報告が増えている熊被害について、熊被害マップを作成し、その対策について考察してみました。AI技術を活用することによって、熊出没状況を正しく把握し、注意を促すことで、熊被害を減らすことも期待されます。
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